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西鹿児島発、鹿児島中央行き(開業前)

鹿児島中央駅完成模型
 
 2004年3月、九州新幹線・新八代〜鹿児島中央間が開業します。それにあわせ、鹿児島線の八代〜川内間は第三セクターの「肥薩おれんじ鉄道」に移管されると共に、列車体系も大きく変化します。そこで、新幹線開業で消え行く列車の乗車と撮影のため、鹿児島へ2泊3日の旅に出ました。使用した乗車券は、周遊切符の「鹿児島ゾーン」(鹿児島県内のJR線乗り放題券+そこまでのJR往復乗車券)です。


■ 2003年12月31日(水)
自宅 → 私鉄 → 梅田 … 大阪 20:33 ≫なは≫
電光掲示板 なは入線
 出発日は、2003年の大晦日。大阪駅から「寝台特急・なは」に乗車し、鹿児島へ向かいます。電光掲示板には、熊本以遠の停車駅が流れていますが、新幹線開業後には運行区間が熊本までに短縮されるので、この表示もまもなく見納めです。20時26分、列車が大阪駅4番線に入って来ました。

 「なは」という名称は、沖縄が米国の支配下にあった時代に、返還の願いを込めて鹿児島行きの特急列車につけられたもので、1972年の返還後もそのまま名称が残りました。熊本止まりでも「なは」というのは少々妙な感じなので、かつて関西と熊本を結んでいた寝台特急「明星」の名前を復活させても良いかもしれません。「さよなら」と「復活」でビジネスチャンスが2倍に・・・・(?


側面 室内
 車内に入ります。一夜を過ごす寝台は、1人用B個室「ソロ」の上段・有明海側の部屋(写真は向かい側)です。発売に、「20番個室!」と指名買いしました。「どの番号の部屋が進行方向どっち向きか」という情報が、ネット上に流れているので便利ですね。
夕食 ハチクマー
 乗車してから寝るまでの時間が少々あるので、夕食は車内で食べることに。買ってきた弁当ではなく、自宅で用意したものを持ち込みました。お品書きは、「ハチクマライス」(※)「年越しそば」「烏龍茶」でございます。「どん兵衛」のお湯は、自宅を出る直前に沸騰した湯をペットボトルに入れ、スチロール製布で覆って持参したものです。カップに注いだ時には、自宅を出てから1時間少々経過していましたが、自販機の熱いお茶よりも少し高めの温度でした。その程度のお湯でも、そばは十分軟らかくなりました。

 このハチクマライス、自宅を出る直前に調理をし、発泡スチロールの布でぐるぐる巻きにして持ってきたため、まぁまぁ温かかったのですが、蒸れたご飯にアツアツではない目玉焼きが乗っかった状態で食べる事になり、そんなに旨いものではありませんでした。食べている最中に車内改札もあり、車掌にマークされるという危険も伴い、ネタとはいえ諸刃の剣(以下略


※ 「ハチクマライス」とは、かつて食堂車で乗務員向けに出されたまかない食で、丼によそったご飯の上に目玉焼き・ハム・胡椒を載せたものを指します。元食堂車の料理長をしていた方が京都で開いているカレー専門店香辛房でも、食べられます。
デュエット ロビー
 部屋にいても退屈なので、車内を巡回してみます。この列車には私が使っている1人用個室の他に、開放型2段寝台・2人用個室(写真左)、3列座席車があります。座席車両の一角にはフリースペース(写真右)があり、自動販売機も設置されています。この部屋、喫煙所も兼ねているので、誰もいなくてもヤニの臭いがしみついています。登場時には、無料の給茶機もありましたが、いつの間にか撤去されています。
姫路駅 夜食
【左】21:44、姫路駅に到着。大晦日という事もあり人影はまばらです。
【右】みかんとお茶の夜食を持って、2003年の「食べ納め」とします。

 福山を過ぎたあたりで午前0時を過ぎました。そろそろ寝ようかと思いますが、揺れる車内でなかなか寝付けません。1時過ぎに広島駅に到着。客扱いはありませんが、深夜のホームに三脚持参の中高生の姿がありました。普段はこの時間に広島駅には立ち入れませんが、初詣用の臨時列車が終夜運転されるので、「年に1度だけ、関西発着の夜行列車が撮影できる日」になるようです。  

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